9発目です
桃子だけど。
冬って感じの気候になってきましたね。コンビニのコーヒーが美味しい時期です。
ミリアニ、見てくださいね。
ミリアニ、見てくださいね。
millionlive-anime.idolmaster-official.jp
ゲゲゲの鬼太郎。
なんて馴染み深い響きでしょうか。
アニメシリーズは50年以上に渡り制作が続き、水木しげる氏亡き後も妖怪モノの第一線を走り続けています。
あの主題歌を知らない日本人はきっといませんよね。
そんな鬼太郎シリーズですが、当初は『墓場鬼太郎』のタイトルで今よりもダークなイメージの作品だったようです。鬼太郎誕生のシーンなどにはその名残が残っていますね。
歴史が長く、数々のメディア展開が存在する作品である故か、鬼太郎の設定は様々なものが存在しています。
2023.11.17より公開中の映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』もその一つ。「怪奇物語」としての側面を強めたこの作品がとても面白いものでしたので、今回久々に(!)記事を書いている次第です。
以下、映画のネタバレに触れまくった感想文です。さっさと映画館に行った方が身のためですよ。
上で偉そうに語った割に、あんまり詳しくないのです。
『鬼太郎の誕生』を読んだことがある他には、高山みなみ氏が主演した第五期のアニメを見ていたぐらい。
何が言いたいって、前提知識はそのぐらいでも全然大丈夫って話です。
ここからは、時系列に沿って。
最初は現代のシーンから。沢城みゆき氏の鬼太郎はクールさが際立っていてまたいいですね。「得体の知れない少年」感がすごくありました。
そして鬼太郎を追い立てる雑誌記者。このあたりは見慣れた感じがありますね。
知らない爺ちゃんがいきなり亡くなったシーンから過去編がスタート。このあたりで前に座ってた子供が引いてました。PG12なんだけどね。
電話を受け慌てる上司を横目に動き出す男が一人。血液銀行で龍賀製薬を担当していた「水木」は、かねてより調べていた龍賀家に関する極秘案件を胸に、「哭倉村(なぐらむら)」へと向かいます。
水木、かっこいい~…。バリバリに仕事ができるオーラがあり、スーツがよく似合います。木内秀信氏の声がまたハマっていること。作中でもイケメン扱いを多々受け、なんとなくサービスシーンが多い感じがありました。しょうがない。
おやじ登場!現代のシーンだとコミカルな感じなのに、五体揃ったおやじはしっかりと怪異でした。関俊彦氏も不思議なニュアンスで演技をしていて、鬼太郎始まった感じがありました。
下駄の鼻緒が切れてしまった少女との出会い。
まだこの時は内心キャッキャしながら見てました。沙代さんとの出会い。
名家の少女そのものって感じの雰囲気が可愛らしく、東京って聞くだけでよそ者へのガードが下がるのも時代だよなぁって。
さらには、いい子オブいい子の時ちゃんとも邂逅。聞き分けよく、賢い子で微笑ましい。
因習村~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!
デカい和室!白眼視!婿入りだからデカい顔出来ない跡目候補!ゲキヤバ長男!
キツネ目の男(CV:石田彰氏)が村長って時点で最強です。
ケバオバを演じる皆口裕子氏が結構新鮮でした。龍賀家の女性たちはキャラ立ちがすごい。
『八つ墓村』などへの熱いリスペクト精神を感じました。
ねずみ男も丁稚奉公みたいな姿だと可愛げがありますね。
画像を貼らずにスレ立てしたため磨呂長男が死亡。スピード感。直前の演出もあり、なんとなく犯人は察してしまうところでしたね。そして、水木がまともな部屋で眠った最後の夜でした。PEACE美味しそう。
怪しいよそ者を下手人と決めつけてあっさりその場で刑執行。慣れすぎ。絶対日頃からなんかやってるって確信しました。
あ~、ねずみ男が「ゲゲっ!」って逃げたから「ゲゲ郎」ね~…。
?
ここの大人二人と時ちゃんとの会話、すごくいいなって思いました。僕もリアルなことを言ってしまう方です。
ゲゲ郎がお風呂好きなの、安心感がありましたよね。目玉おやじなんだなーって。
水木が振り回されまくっているのが面白い。
東京の茶屋に憧れる沙代さん。列車で半日程度の東京をまるで外国のように語る姿は、如何に村で不自由を感じているか想像できて苦しい物がありました。
龍賀家次女、飲んだくれていたかと思いきや死亡。テンポが最高にいい。沙代さんと仲良くしているのを見られていた矢先のことでした。
一方、長女は時ちゃんを後継者にするべく、母親である三女にプレッシャー。ここでようやく釘宮理恵氏だって気づいた。
龍賀家の秘密、「M」の秘密が明らかになるシーン。豊かな者たちの舐め腐った言動にひっそりキレる水木の描写で、やっと彼の本質が掴めた感じがしました。そして、戻るや否や離れ島に特攻するゲゲ郎の姿。いけ好かねえ男のハズなのに苦労しまくってるのがいいですよね。
「穴ぐら」からの救出劇を経て、妖怪の世界に足を踏み入れる水木。狂骨はルーツがルーツだけに、最強格の妖怪になることも多いです。妖怪ちゃんちゃんこはまだないんだなーって思いました。
沙代さん~~~~~~~~~……沙代さん………。
水木、なんて罪深い男なのだろう。「それをやったら終わりだろ!!!」って心のアラートがガンガンに鳴り響いてました。夕日があまりにも美しい。
俺もゲゲ郎と墓場で飲みたい。釣瓶火にタバコの火をつけてほしい。
妻を探すために利用する会話から世話を焼く会話に移ったのは、二人の間に絆が生まれたことを感じさせました。
人との共存を謳う妻が何よりも美しかった…。虐げられる者たちからの言葉が、あまりにも重い。
一方で、水木の傷にも触れていく。水木しげる先生の体験談にもこの場面があったそうで。死にたくないのはわかるけど、他人には命を張れって言えちゃうのはよくわからない感覚です。
でも、うら若き少女の心を弄ぶ理由にはならないのだ…。
孝三おじさま、エンドロールで中井和哉氏だとわかってびっくり。およそ人の言葉を話してないから気が付かなかった。
ゲゲ郎強すぎ。尋常ならざるフィジカルで裏鬼道を相手に無双するとは思わなかった。ド級の狂骨には敵わなかったが…。怨霊を使役する呪文が「オン!」なの…?関俊彦氏の演技が全然若い。デュオ・マックスウェル。
明かされる真実。因習の果に見たものは、大日本帝国が覇者となる世界。単なる因習村ではなく、国家論をやりたいのだとこのあたりでようやく気づきました。素晴らしき大望を理由に、力を持つ者から吸い上げる。
水木が最も怒り、軽蔑するものがここにもあった。彼はこの瞬間から主人公になっていったように思えました。
ゲゲ郎のピンチに水木登場。ここまでは痛快活劇でした。ここまでは…。
案の定、沙代さんは時貞の「お気に入り」で、連続殺人の犯人。依代の話から察してはいたけど。
水木の態度が、過剰な自罰的意識が、戦争の傷が、彼女のすべてを壊しました。ギリギリ踏みとどまっていたダムを決壊させたという方が正しいのでしょう。
水木の首を締めるシーンがあまりにも悲痛でした。そして、罪ある彼女の亡骸は骨さえも残らない。
でも、沙代さんが間違えていたなんて誰が言えるのでしょう。だって、村の中しか知らないのだから。賢いあまり、東京に出ても女は不自由だって理解していたけど、それでも縋りたかったのだから。不誠実な男でさえ、運命の人に見えてしまったのだから。
てか、村人全員グルって。咳き込んでた死人って電車のあの親子ですよね?
こいつら消さなきゃ…。
ゲゲ郎と共に最深部へと乗り込むシーン、最高にかっこいい。何がいいって、ゲゲ郎が何も言わないこと。「それ見たことか」ぐらいは思っただろうに。
時ちゃんの尊厳でさえ踏みにじられて、唖然としました。地に足がついていないジジイの譫言が、日本の明るい未来を夢見る少年からすべてを奪ったのですから。
大いなる目的のために、人と認めない者たちの血を躊躇なく流す。狂った薬品で「たるんだ」国民を再起させる。何も対価を払わずに戦争を過ごした老人の妄想は、ここに最悪を極めました。
妻と再会出来たゲゲ郎の痛ましい姿…。時貞が幽霊族を踏みにじる発言をするたびに涙を流す彼女の姿は正視に耐えないものでした。
そして、カタルシスの開放!!!
突然ですが!!!!!!皆さんの作中一番好きなセリフはなんですか??????
「あんた、つまんねぇな」ですね!!!!!?????
これが昭和メンタリズムです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
失敬。
水木が描くのし上がりビジョンそのもの丸ごと斧でぶっ壊す。最高ですね。家で見てたら叫びます。
ド狂骨が急に頼もしく見えてくる。
そして、ゲゲ郎と水木の別れのシーン。
ゲゲ郎は「我が子の生きる世界」、
そして、
友よ!お主が生きる未来を、この目で見てみとうなった!!!!
漠然とした概念のために命をかけられる人はいません。そんなのって馬鹿ですから。
でも、近しい人のためになら、かけてみてもいいのかも知れないですよね。僕は、愛国心や愛郷心というものの本質はこうであると思っています。僕は命を張るのは御免被りますが。
そして、再び現代へ。でぇベテランの目玉おやじで一安心。
記者を襲う狂骨の生き残り、その正体は時ちゃんでした。
時ちゃんの涙に釣られる。ごめんな、大人がこんなんだったばかりに…。
時ちゃんが夢見た万博的世界は今以て叶っていません。今を生きる我々からすれば明らかでした。
彼の願いは、語り継ぐこと。記者が急に真面目になりました。
なんと、再び過去へ。『鬼太郎の誕生』でもよく知れたシーンが、この2時間を経た我々には全く違うものに見えました。
記憶はないけど、心が覚えている友の記憶。
ほのぼの子育て二次創作が盛り上がるのもよくわかります。
エンドロール…。呆然としながら見たのは久々でした。漫画で見慣れたシーンなのに、肉付けされているから涙がひとしお。BGMのみでしたが、却って余韻に浸れました。
傑作!!!
今年ナンバーワン候補が年末に滑り込んできた。現代とも連関してしまうテーマを下に敷きつつ、エンタメ要素もバッチリ。
キャラ萌えも押さえながら、ダークなストーリーを遠慮なく展開していきました。
時系列順に、と言いつつ記憶もおぼろげなので、もう一回は行きたいと思っています。
パンフレット欲しいからね!!!!なんで無いのよ!!!!!キー!!!!!!
そんなわけで、ゲゲ謎の感想でした。未見でここまで読んだ人がもしいるなら、すぐに劇場行こうね。
映画が昭和舞台なものですから、定食がよく出てきました。
水木の食べっぷりがまた美味そうで…。
個人経営の定食屋をいくつかマークしてるので、行ってみようかなと思います。
それでは皆さんさようなら。
8発目です
半年だけ空いてた感じになりませんか?
どうでしょう?
………
お久しぶりです。
好きが溢れてしまったので筆を執りました。
パラノマサイト プレイ感想(ネタバレあり?)
先日、日本ゲーム大賞の受賞作品が発表となりました。
年間大賞は『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が受賞とのことで、納得の選出。メルゼナ楽しいもんね。わかる。
その他にも様々なビッグタイトルが名を連ねる中、一つのゲームの優秀賞受賞がTwitter…
失礼、”X”でしたね。
を賑わせ、トレンド入りを果たします。
名を『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』
2023/3/9、スクウェア・エニックスよりホラーミステリーADVタイトルとして発売されたこのゲーム。
低価格帯のゲームながら高い評価を受け、今回の受賞と相成りました。
恥ずかしながら、僕も今回のトレンド入りで初めてこのゲームを知り、せっかくなのでセールに便乗…。
注目タイトルへの繋ぎぐらいの気持ちでプレイしたのですが、高評価に納得しかないクオリティで、あっという間に引き込まれました。
以下は多分ネタバレ込みでのプレイの感想になります。オススメする気持ちで書いてはいますが、下書きしないので文章の展開次第です…。
十分注意してから読んでね。
パラノマサイト FILE 23 本所七不思議 公式サイト | SQUARE ENIX
公式サイトです。あらゆるハードに対応してるから安心だな!!!!!
すごいところ①シンプルながら没入感と恐怖を抜群に煽るゲームシステム
ゲームの作りはこのようにシンプルです。右上がメニュー。僕の環境はSwitchですが、どこで遊んでも大きくは相違ないと思います。
ADVらしく会話したりログを見返す他、特徴的なのはこの見回す操作でしょうか。
美麗なキャライラストや背景の作り込みは、スティックを倒すだけの操作に異常な恐怖感をもたらします。最初は振り向くことさえ恐ろしい。
攻略に詰まって何周も見回していると、急に違和感に気づいたり。ぐるぐるすることで話が進んだり。
自分で操作しないと絶対に進んでくれないこのシステムは、否応なしにプレイヤーをシナリオにのめり込ませます。
「お約束」が来るのはわかっているのに、やらないと進めない…。ホラーをたくさん見る人ほど、ドツボにハマっていくでしょう。
すごいところ②圧倒的シナリオ構成
シナリオを担当するのは『スクールガールストライカーズ』『探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ』を手掛ける石山貴也氏(…スクスト昔やってたけど、知らなかったです。サービス開始初期だし?)。
パラノマサイトも多くのADVに違わず、チャートを行き来しながら最善の道を探します。誰かの一挙手一投足がヒントとなり、全く違う誰かを導いていく感覚。独特なものであり、好きな人にはたまらないものでもあります。
このゲームにおける伏線回収の味は格別で、「あぁ~!」と笑いながら膝を打ってしまうこと請け合いです。
一方で、どこか気の抜けたやり取りもこのゲームの魅力。軽妙な会話もさることながら、昭和という舞台設定ならではのセリフにもクスリと来てしまいます。
ネタバレにならない程度に言えば…ファクシミリに大興奮するシーンとか。
霊現象や人の悪意に疲弊していくプレイヤーの心を解してくれることでしょう。
すごいところ③実世界とのリンク
サブタイトルにある「本所七不思議」、実在しています。怪異じゃなく言い伝えって意味ね。
1148:本所七不思議について知りたい。 墨田区公式ウェブサイト
なんだか妙な感じがする伝承の数々は、このゲームの独自解釈によって新たな色を浮かべます。
日本の各地に伝承って存在すると思うのですが、シナリオを読み終えたあと、それらを見る目がなんだか変わってしまうかもしれませんね。
先のサイトにある通り、墨田区が舞台です。地名に関しては実在のものがバンバン出てきます。聖地巡礼が捗りそう…。
すごいところ④キャラクターデザイン
みんな顔がいい。敵役でさえ。
公式サイトで確認できるキャラクターだけでもすごい。
『スクールガールストライカーズ』『すばらしきこのせかいシリーズ』でも有名な小林元氏が命を吹き込んだキャラクターたちは、このきれいな顔をガンガン崩します。死にっぷりとか壮絶すぎ。
それでいて呪いは恐ろしいビジュアルをしているものだから、デザイン力というものを痛感します。
あなたもきっと推しができますよ…。
すごいところ⑤遊びやすさ
ADVあるある…かもしれませんが、シナリオ上不可避のゲームオーバーをやり直すとき、結構戻されてやや萎えたりしますよね。まぁ、しないならいいんだけども。
パラノマサイトでは、チャートも資料もログも見放題!やり直しも直前が多いし、そうでなくとも早送りが完備!
なんかサブスク広告みたいですね。
そんなわけで、「ADVはやったことないしちょっと…」みたいな人も遊びやすいのではないかと思います。唯一欠点があるとしたら、初見のシーンも早送りされてしまうことでしょうかね。
脳がやられてしまうと、資料を眺めるだけで悦に入ることができますよ。
すごいところ⑥安い
先日まで日本ゲーム大賞の受賞記念セール(脅威の30%オフ!)をやっていましたが、現在では終了してしまいました…。
メーカー希望小売価格
奮発した夕飯ぐらいの値段。スマホならもっと安い。この世のありとあらゆるゲームハードを持っていなくても大丈夫。
容量も1GBに満たない軽量。やるしかないね。
すごいけど多分人を選ぶところ⑥結構怖い
思っていたよりは全然怖かったです。
僕はホラー好きの怖がりなのですが、ジャンプスケアには殊更弱いので…。
何ならプレイヤー名の入力でさえちょっと驚いたもんね。
絵が真に迫っている分、怖さも同様です。
そんなわけで、最近遊んだゲームの紹介でした。
ブログをサボっている間もいいものにたくさん触れたので、これからはどんどん言語化していきたいです。飽きたらごめんね。
あと、noteを始めました。
こんな風に、雑多?ニッチ?な記事をサクッと書くのに使おうかなーと思っています。
ただ、この運用にあたり参考にしたのは「ブログでバリバリ稼ごう!」みたいなクソしょうもない記事なので、ピンとこなければ普通に止めます。
noteは有料記事を出したりできるので、読者が多ければなにかやってみたいかも。
メンバー限定ASMRとかね。
過去記事をひっさびさに読み返してたら、このあたりでグルメコーナーが設けられていました。なんでだろ。
最近は久しぶりにバーミヤンに行きまして、ランチの充実具合に驚きました。
日替わりランチ | メニュー | バーミヤン|中華料理|すかいらーく
金曜のランチを頂いたのですが、これがうまいのなんの。
お近くにある方はいかがでしょうか。
それでは皆さんさようなら。
7発目です
タイトルにもある通り7発目なので、書き始めて半年は越えてますね。
長めの文を書くと感性が研ぎ澄まされる「気がする」(実態はわからん)ので、みなさんもいかがでしょうか。
文章力を培うと、こんな恩恵もあります
さて。
今回は疑いようもなく2月号ですが、来たる3月4日にはジャンプ漫画の新刊がたくさん出ます。
当然多くの漫画が“最新巻”ですが、2つ“最終巻”を兼ねている漫画があります。
1つは、「ぼく勉」こと『ぼくたちは勉強ができない』。こちらは21巻にして完結となるそうです。
読んでないけど、僕はうるかちゃんが好きです。
そしてもう1つは、『チェンソーマン』。全11巻と、早めの完結(?)となりました。
今回は、アニメ化や人気投票、コラボカフェ企画も決まり絶好調なこの作品について語っていきたいと思います。
チェンソーマンとは?
週刊少年ジャンプにて2019年から2020年まで掲載されていた漫画で、ごくごく短期間の連載ながら多くの反響を集めました。「コベニカー」「吉田ヒロフミ」「パワーちゃん」などはネットで名前ぐらい見かけた方も多いのではないでしょうか。
[第1話]チェンソーマン - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+
まあ、あらすじとかは1話読んでもらった方が早いので、割愛ということで。
エログロナンセンスてんこ盛りの、いい意味でジャンプとは思えない革新的な漫画、チェンソーマン。今回は、序盤の山場とも言える「サムライソード編」に絞り込みつつ、オススメしていきたいと思います。
サムライソード編
1話読みましたね?
確認したところ、とりあえず10話辺りまで無料っぽいので、ぜひ読んで欲しい。
さて、1話にしてド底辺デビルハンターから「チェンソーマン」へと生まれ変わるデンジくんですが、そもそも彼がパンにジャムすら塗れない生活を送っていた原因は、父の莫大な借金とそれをふざけた形で払わせ続けるヤクザたちにありました。
後にゾンビの悪魔に操られる事となるヤクザのおじさんは、1話において非常に印象的ですね。
このおじさん、どうも身内には優しかったようで。
(検索ワード:チェンソーマン 一条楽)
曰く「正義のヤクザ」だったらしいです(「いいヤクザ」描写への痛烈な皮肉が効いてます)。
身勝手な理論を振りかざす孫おじさん。
彼はデンジくんと同じ、「悪魔」や「魔人」とは別種の悪魔との契約者。公安に「サムライソード」と呼ばれる敵でした。
この邂逅と共に、「サムライソード編」は幕を開けます。
ここのもう少し先まで読むなら、1000円強で3巻まで買っちゃえば読めます。今なら、どこの本屋でもわかりやすく平積みされているので、チャンスと言えましょう。僕の感想より先に本編をぜひ!
以下、『チェンソーマン』4巻以降のネタバレとなっています!!
早川アキ、新たな人生の予感
我らが早川アキ。長男早川アキ。
銃の悪魔討伐に心の全てを囚われていたアキくんは、サムライソード勢力との戦いでこれまでの相棒、姫野先輩さえも失います。
呪いを背負い込むように命を削り続けるアキくんが段々と変わっていくのは、姫野先輩が遺した言葉と、その仇を前に「最強の大会」を開いてしまうデンジくんを見たからこそなのでしょう。少しずつ大事な人が出来、そして自分も大事になっていき…。
シンプルかつ非凡なセンテンス
早川アキの末路はそれこそ読んでない人すら知っているあまりにも辛いものですが、姫野先輩にレクイエムを捧げている瞬間のその表情は晴れやかで、変化の第1歩であることを示すのに十分すぎるほどでした。この後も含め、アキくん周りのしっとりしたストーリーは、この漫画の人気を語る上で外せないでしょう。
洗練されたバトルシーン
チェンソーマンとサムライソードの戦いは、最終盤でなんども語り草になっていた超オシャレバトルの初お披露目のような雰囲気もありました。
漫画と言う媒体にありながら時間と音を明確に感じさせる巧みな技法は、読むペースを操られているかのようで大変心地良い漫画体験と言えましょう。
アニメーションはMAPPAが担当するそうですが、呪術廻戦を見るに、チェンソーマンもMAPPA映えしそうな予感です。
(曇るキャラもいるからね)
ビルをぶち破って開戦〜居合返しで決着、までの流れはあまりにも美しい。あえてそこの写真はナシで!
このロマンあるビジュアルよ
「サムライソード」なんて呼ばれるだけあって、彼は居合のような技を多用します。これがまだまだ(意味深)破天荒なデンジくんの暴れぶりといいメリハリを作っていて、素晴らしいの一言に尽きる。
マキマさん大活躍
最後の最後まで読者が頭を抱える事になる謎の女、マキマさん。
サムライソード編においても、「そもそも死なない」とか「ヤクザの縁者の目玉袋詰め」とか「謎パワーでザコ敵遠隔粉砕」と、チェンソーマンに勝るとも劣らない暴れぶりを見せます。この漫画はジャンプ屈指でヤクザに厳しい。
個人的にとてもとてもタイプなマキマさんですが、チェンソーはいつどのキャラが死んでもおかしくない漫画。唐突に死んだ時は流石に泣き入りました。うん。したら生き返るし。これはこれでなんなんだろう??って感じでした。
つまりはマキマさん最高って事です。
露出なしでこの抜群の色気です
マキマさん最高と言いなさい
この辺りから、章ごとにキナ臭くなっていくマキマさん。でもデンジくんはマキマさんが大好き。これマジに結構大事なとこです。
この後も突飛で独立した話がそれぞれ続くのに、一方で主要人物達の関係や気持ちはすこーしずつ変わっていきます。
マキマさんも変わっていってるのか?それとも不変なのか?そんな事を頭の片隅に置きながら読むと、なおさら楽しくなることでしょう。
最初の総力戦?
後を考えた時、このサムライソード編は対魔4課の戦力がこれ以上ないほど集う戦いだったなと思います(闇の時はデンジくん防衛バトルみたいな感じあるし)。
1度は敗れ、師匠の元で修行する主人公と相棒。新たな力と共に人生を模索する兄貴的キャラ。ビビってたのに仲間の仇取りに立ち上がり、めっちゃ強いのが突然明らかになるサブキャラ。裏で根回しする上司キャラ。
実は、こういう王道の少年漫画の要素を押さえてるシーンが多いのもチェンソーマンが人気な理由じゃないかなと思います。先述の“サブキャラ”ことコベニちゃんはなんか知らんけどめちゃくちゃ身体能力が高いし、さらに最終章では価値観の面においてもデンジくんに強い影響を与えます。
すっげえ強いのに人に恵まれないコベニちゃん
ファミリー!
他にもちょっとおバカな仲間魔人も出てきたり、実のところチェンソーマンは少年漫画的熱さも全く欠かしてはいないのです。
4巻以降も匂わせつつ、チェンソーマンの事をたくさん語りました。
たった11巻をチェンソーマンは嵐のように駆け抜け、漏れなくずっと面白いです。
3月の新刊もぜひ買って欲しい。全巻買って、語り明かしたい。
ダメ?
うーん。
これは命令です
チェンソーマンをまとめて買うと言いなさい
日常会話に使えるチェンソーマンの台詞集とは (ニチジョウカイワニツカエルチェンソーマンノセリフシュウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
この予習になりそうな記事…これワシの記事じゃないか?
竈門炭治郎くんの好物は「タラの芽」なのですが、実は僕もタラの芽(特に天ぷら!)が大好きなんです。
春の山菜なので、最近はスーパーにもあります。早速買って天ぷらで食べましたが、ほんのり苦くジューシーで、とても美味しいです。オススメの旬の味覚です。
これを踏まえた僕の鬼滅ごっこは解像度が違います。言いたいのはそこ。
刀も原寸大
それでは皆さんさようなら。
6発目です
あけましておめでとうございます。
たまには個人ブログらしく、宣伝でも挟んでおきましょう。
【桜田大秀】役で出ています。
ボイスドラマです。よろしければ是非に。
【予約販売】劇団おおぐち『Only You』DVD / オンライン演劇グッズ専門店:観劇三昧
【公式】劇団おおぐち (@ooguchi_tsushin) | Twitter
【果澄聖】役で出ています。
こちらは有料の公演DVDとなってます(無観客にて昨年9月撮影)。よしなに。
文芸風前会@文フリ東京オ-12 (@bunngeifuzen) | Twitter
参加している文学サークルのアカウントと公式サイトです。春の文学フリマには参加せず(あるかわからんけど)、なにやらweb企画をやるようです。サイトでは魔法少女JKアイドルという設定でページ書いてます。久しく更新してないけど。
興味ありましたら是非フォローを。
オススメのアニメです。特に何も関わっていません。よろしく。
ところで皆さん、「織田信長」ってご存知ですか?
ごめんて。
マジな話、性格はそんな非道じゃない説があるとか、生まれた城が曖昧とか、三段撃ちの真偽が不明だったりで、未だ謎多き人物らしいですよ。
さて、そんな信長を初めとして、歴史の人物たちは謎が多い故に色々な解釈(≒出来事から逆算しうる動機や性格、関係性)が出来ます。
こんなものまであるらしい。
まさに来週終わりを迎える「麒麟がくる」においてもそれは例外ではなく、1つの新しい戦国時代を我々に見せてくれました。
ギリギリのこのタイミングですが、そんな麒麟ワールドを少し紹介していきましょう。
新しい明智光秀(明智十兵衛)
絶頂期にあった織田信長を突如本能寺にて討ち果たし、日本を代表する裏切り者として現在まで伝えられています。
当然いいイメージはなく、ゲームやら何やらでも悪役を任されることが多い武将でした。
しかし、近年ではこの逆賊としての造形を見直すような流れが向いてきており、戦国時代を描く創作物においても「苦労人」的なキャラ付けをされることが増えてきました。
若い頃の資料が少ないことも逆に背中を押し、様々な角度から「明智光秀」を解釈するチャレンジ精神は、この「麒麟がくる」で結実したと言えるでしょう。
では、このドラマにおける十兵衛はどんな男なのでしょうか。
作品は大まかに3つに分かれており、斎藤親子の元で様々な人と関係を作る序盤と、朝倉家に匿われる中盤、織田信長の元で天下へ突き進む終盤、といった具合になっています。
ずーっと動乱、治安最悪の時代において、十兵衛は優秀かつ性格の良い好人物として描かれているように思います。概ね。
事実、戦国の世において彼は珍しいほど関わる人間全てに愛され、尊敬され、信頼されています(あくまで、ドラマにおいての描写ですが)。本人の行動も至って誠実そのもので、その過ぎるが故、様々なトラブルの種になるほどです。
最近ずっと疲れた顔してる主役
しかし、彼には唯一にして最大の問題点がありました。
それは「麒麟」なるものを待ち望んでいること。麒麟を呼びうる者か、自分の上に立つ者を見定め、時に見限ること。
これが顔を覗かせ続けるからこそ、生真面目でやつれ気味なこの男が織田信長を裏切るのだろうと、既知の事実を知る我々にこそ予感させ、期待に震わせます。
信長から十兵衛への感情は他の創作物に類を見ないほどで、彼は常に十兵衛の背信行為に怒り狂います。自分に隠し事をするから、なまじその秘密を絶対に守り通すから、苛立ってたまらない、というように僕には見えました。
一方の十兵衛はもう信長に強い関心がなく、また松永弾正や足利義昭に信頼されていたことで、様々な秘密を抱える立場になりました。その上信長からの理不尽としか思えない仕打ちが続く中、やはり十兵衛は信長を見限るのでしょうか。あとはもう来週なのでわからないけど。
やはり新しい織田信長
この作品における織田信長(演:染谷将太)という存在は、尋常ならざるアクの強さを持ち合わせています。
何においても、織田信長は明智光秀に裏切られ幕を降ろした男で、お互いを語る時にお互いを欠かすことが出来ない存在です。
かつて放送された明智光秀が主役のドラマでは、織田信長は「悪逆非道、理不尽、暴力的」の象徴のように描かれ、まあそりゃ裏切るよなって感じの扱いでした。
一方、「麒麟がくる」の織田信長は、あまりにもユニークと言わざるを得ません。
現代の概念と照らし合わせるなら、「致命的に倫理観を欠くが、信頼する者とは深い関わり方をしようとする」といったところでしょうか。
人並みに愛を求めるし、認めた友とは腹を割って話したいし、しかしあまりにも不器用で純粋で、でも強い力は持っている。
中でも十兵衛に対しては、もはや“愛”と呼べそうなほどの執着を見せ、彼が残酷な男に段々変わっていくタイミングには、常に十兵衛とのトラブルがあったようにさえ思えます。
変わっていく信長を天下が見限ろうとする中、
十兵衛の心はいかにしてそのスイッチを押すのでしょうか。その背中を押したのは、駒か、家康か、帰蝶か、義昭か。
可能性の塊、希望の象徴のような男は、裏切られても仕方ない、醜く残酷な男へと変貌を遂げていきます。しかし、その姿に覚えるのは、怒りよりも悲しさ、埋めがたい孤独への寂しさです。
もはや手遅れな目付き
認められ、褒められることを求め邁進し続けるような独特の出で立ちと振る舞いは、染谷将太の怪演によって肉付けされ、安定しているように思います。
正直、この男を見るためにドラマを見ているというか、僕のみならず多くの視聴者がこの悲しい男を待ちわびているように思います。
もはや隠しもせず信長を見限る十兵衛と、そんなことにさえ気づかず暴れる信長。形を変えながら、常に大きい感情をぶつけ合ってきた2人は、誰もが知る最悪の形で結末となります。
来週の最終回だけでも、見てみませんか。
おまけにせざるを得なかった魅力的な他のキャラたち
いい加減長いんで駆け足になりますけど、他にも大胆なアプローチでキャラを作っているキャラがいるので、紹介します。雑に。ごめんて。
いわゆる「濃姫」「お濃の方」です。資料が非常に少なく、呼び名はハッキリしてないんだとか。
ワケあって(演:川口春奈)と相成った彼女ですが、そのキャラクターは「訳知りの幼なじみ兼十兵衛の相談役」とでも言えそうな独特の立ち位置を保っており、作品の味に大きく作用していました。
川口春奈の目の演技が素晴らしい。
豊臣姓は後々名乗るので、作中では最後まで羽柴姓なのでしょうか。
歴史全体で見ても異質なサクセスストーリーを歩んでいるこの男。何かと飄々とポジティブな感じに書かれがちですが、麒麟に於いての彼は「貧乏」に明確なトラウマがあり、また自分の上にあるものにコンプレックス≒憎しみを抱える人物としての側面も引き立てられていました。
一方で、イメージ通りの朗々とした語り口やおちゃらけた雰囲気も残しており、佐々木蔵之介から乱世を勝ち抜くオーラがバシバシ出ています。
信長の仇をどのような感情で討つのか、期待が高まります。
「狸」なんてあだ名がつくぐらいの黒幕タイプってイメージですが、まだまだ天下は先の話。ここに登場する家康は、大層ギラギラした目をしています。信長への不信感を持つ武将の代表格として存在感を放ち、実際かなり危ない目にも遭います。
幼少期にも十兵衛と出会ったことがあり、ある種信長に次いで運命を共にした存在と言えるかもしれません。
若々しく、精力溢れる感じの徳川家康を見たいなら、必見ですね。
齋藤利政(演:本木雅弘)
あの斎藤道三です。ねちっこい「蝮」のイメージを残しつつ、全幅の信頼を置く十兵衛に見せる茶目っ気は新鮮な物がありました。
一方で、真剣な時の場を呑み込むような威圧感は成り上がり武将のそれで、作中屈指のカッコ良さを誇っていたように思います。
神キャスティング。
だいぶ書いてしまいました…熱が入り…
割とオタク受けというか、強い信頼関係の逆転や崩壊、あるいは志への狂気みたいな、僕の好きな要素がてんこ盛りの大河ドラマだったように思います。
今と比べれば、そりゃ戦乱の世はみんな狂ってます。人もガンガン死ぬし。生首の塩漬け出てくるんですよ?
じゃあ、それは当たり前として、どう狂ってるの、って言うのが見たいなとずっと思っていました。なので、1話残している今言うのもどうかなと思うけど、大満足な大河でした!
幕末でもこんなテンションのやつやってくれないかな!龍馬伝はだいぶその感じあったけど!
今、キムチにハマってます。スーパーのやつ食べ比べたりなんかして。
一通り食べたんですけど、僕的には牛角のヤツがオススメです。あとは、「コクうま」ってヤツ。辛味も酸味も抑えめで、ご飯に合いますよ。
書いてたらお腹減ってきた。キムチなら遅くに食べてもいい(気がする)んで、精神に優しい。
チキンタツタも来たし、今度食べましょうかね〜。
このブログ記事は、1月分となっております。誰がなんと言おうと。
それでは皆さんさようなら。
5発目です
えっ!?
まだ『サクラ革命』始めてないんですか?
大丈夫!!僕が居ます!!!
(大して強くない)
それはそうとみなさん、
ブレワイ、やりませんか?
ブレワイとは
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド | Nintendo Switch / Wii U | Nintendo
これからはじめる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』 | 任天堂
(リンク先やや重いので、通信量などご注意)
そう、【ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】略してブレワイです。
待望のシリーズ最新タイトルとして2017年3月に発売し、その年のゲームアワードを総なめにして行きました。
上のリンク見てもらえば魅力は全部わかるんですけど、自分語りも交えつつ紹介していくので、暇だったら読んでくださいね。
今まさに、ダウンロード版がセール中らしいです!!買いましょう!!!
※Switchは気合いで手に入れましょう※
①どんなゲーム?
前述の通り『ゼルダの伝説』シリーズのWiiU、Switch発売タイトルとなっており、通信プレイ等が全くない、完全ソロRPGです。
主人公のリンクは『回生の祠』にて100年の眠りについていて、まさに目覚めるところからストーリーが始まります。
体は傷だらけ、記憶も朧気で何を失ったかさえ分からないリンク。自分も知らない使命を果たすため、彼は広大なハイラルを駆け出すのです。
見えるとこ全部行けます。すごいね!
②圧倒的自由度と親切設計
とは言いましたが、何も思い出さなくて大丈夫です。
厳密には、最初の『パラセール』を手に入れるまではゲームの導きに従わないといけないのですが、それが終わればもうあなたは自由です。
そのままラスボスの居所までぶっ飛んでクリアすることも可能です。
そう、この大胆な作りこそブレワイをブレワイたらしめている最大の要素であり、後述のタイムアタックが盛り上がる要因でもあります。
一方、時間制限も特にないので、作り込まれた大自然をひたすら馬で駆け巡ることだって出来ます。
超高い所から豪快に飛び降りたり、宿場で噂を聞いてそれを山中歩き回って調べたり、いきなりおっかない魔物に遭遇したり。まさしく無限に楽しめると言えましょう。
景色を探したり、
ひたすら登ったり。
収集癖のある人(僕もです)にも嬉しい要素が多く、ついつい時間を忘れてのめり込めること請け合いです。
もちろん大筋のストーリーはちゃんとあり、各地方を巡ってそれをなぞって行く感動も代えがたいものがあります。
失ったもの、新しく得るもの、それら全てが繋がり敵を討つ。王道そのものと言えるようなストーリーは、やはり1度は追いかけてもらいたい。
そして、そんな自由度でありながら、任天堂のゲームらしく痒いところに手が届いているのです。
出来ることの多さの割にチュートリアルは淡白なものですが、(あれ、ここの操作なんだっけ…?)と思った絶妙なタイミングで、操作ガイドが出てきます。もちろん、覚えた方がいいのですが、ゲーム慣れの如何を問わない作りになってます。
③激烈良ストーリー
先程も少し触れましたが、ストーリーもまた非常に出来の良いものとなっています。
あんまりバラしても仕方ないので程々にしますが、リンクが失われた記憶を取り戻す度、そこでムービーが入ります。ここで見られるムービーは断片的なもので、全てを明らかにはしません。あくまでやり直せない「過去」としてのみ示される数々のストーリーは、敵までの歩みを強くさせる絶妙な塩梅で作られています。
全てを終わらせたあとの達成感、そしてほんの少しの寂しさ。辛くてもまたここから、という希望を感じさせるエンディングは、ぜひとも真エンドで見て欲しいです。
くっそ可愛い姫(cv.︎💕︎嶋村侑💕)に君も会える!
④充実のDLC
2000円ぐらいで全て買えるのですが、こちらも欲しい所を外さない大変良質なものとなってます。
第1弾は『試練の覇者』。高難度モードをはじめ、マスターソードの強化やマップの足跡機能など、攻略を楽しくする要素が多々盛り込まれています。
第2弾は『英傑たちの詩(バラッド)』。こちらは打って変わって、ストーリーのちょっとした補完となっています。
もちろん買わなくても十二分に楽しめますが、多分欲しくなると思います。僕も買うつもりなかったので。
⑤未だ元気なプレイヤー達
先日から『RTA in Japan 2020』というイベントが配信で執り行われていますが、毎年このイベントではゼルダシリーズが1つの目玉となっています。
ブレワイも当然あり、今年は大晦日のゴールデンタイムの予定と、最注目の1つと言っても差し支えないでしょう。
このように、RTAの界隈やバグ探求の界隈を初め、今なおひたすらハイラルを駆け回り探索しまくる人が大勢います。
これはバグで埋まる馬乗り。(下の方に名前が書いてある)
僕自身、始めたのは今年の春頃ですし、クリアして久しいですがずーっとプレイを続けています。新作出たらそっちやったりもしましたけど、やっぱりブレワイに戻ってくるんです。
こんな素晴らしいゲーム、次はいつ出会えるでしょうか。
改めてみなさん、
ブレワイ、やりませんか?
終わったら厄災の黙示録もやりませんか?
お前も鬼にならないか?
もうタピオカを食べてしまったので、ここに書くアレがありません。
次の目標はチーズハットクとか?いや、あれは重そうだしなぁ…。
何がいいでしょうかね?
最近少食なので、胃に優しいモンがいいですね。
マンガ飯企画やりますかね、【鮭大根(鬼滅の刃)】【生姜焼き(チェンソーマン)】的な。
ま、追々で。
それではみなさんさようなら。
良いお年を〜。
4発目です
ほぼ月イチ更新になってますね。カスです。
日常ブログの姿か…?これが
俺がカスならアンタ(誰?)はクズだ 月イチで良記事を書く俺と毎日駄記事を更新するアンタ
ライターに恵まれなかったはてなブログが気の毒でならねえよ
鬼滅の刃 無限列車編 感想
以下、映画及びコミックス18巻までのネタバレあります。ご注意
もう4回観に行きました。あと何回行くかわからん。
流れに沿って感想書きます。
出鼻からアニオリシーンでしたね!御館様の優しさの描写が補完されてる感もあり、またアニメから日が経ってるので、状況の復習にもなり、地味にファインプレーだったと思います。
からの、無限列車乗車!アニメ最終シーンの流れを汲みつつ、シームレスに本筋に入っていきました。
そして、劇場中に響き渡る「うまい!」煉獄杏寿郎登場です。この辺りはまあ、本編そのままをなぞっている感じでしたね。改めて声がつくと、ひと口ごとにうまい!って言ってるのは異様そのものでした。
で、来ました初戦闘!夢の中ではあるものの、煉獄さんの技は大いに盛られていましたね!!
『壱ノ型 不知火』の篝火に次々火がついて行く演出は、まさに列車ともリンクするようなイメージで、とても素敵でした。そんで、まさかの2戦目!昇り炎天も見せてくる!これも火の昇り龍みたいなエフェクトが抜群でしたね。
観てる側含め「煉獄の兄貴!」ってなったとこで、夢の中。ここは、漫画と順番を入れ替えたのが上手かった。また、炭治郎の夢の演出は、音楽も演技も変に色気を出さずまっすぐな形にしていて、それが涙を誘いました。一方で善逸と伊之助の夢はいい癒しにもなり、そこからの煉獄さんの夢がまた良かった。日野聡さんの、話し相手を常にイメージした演技とあまりに清すぎる言葉は、まだロクに腕を振るっていない煉獄杏寿郎の「強さ」を存分に感じさせてくれました。
そして、夢から脱して(ここの禰豆子可愛い)からの、予告編で大活躍の魘夢が本格登場。改めて観てると、普通にクソゲーが過ぎる。舞台挨拶で平川大輔さん自身も言っていましたが、この辺り、ねっとりと喋る中に強い鬼としての冷静さがしっかり見える演技が絶妙です。
『鬼滅の刃』全体を通して、炭治郎が怒るシーンというのはとても印象的ですが、ここでも存分に味付けされてました。
凄まじいキレようなんですけど、このセリフでも泣きそうになる。好演だったと思います。てか漫画版の顔も怖いな。
でもって、魘夢後半戦。アニメになるとだいぶおぞましい。てか、汽車と融合はやっぱズルじゃない?平川さんが楽しそうで良かった。
先程の炭治郎の孤軍奮闘とは打って変わって、同期組が大活躍。ここの音楽いいな〜と思って観てたらば、禰豆子が追い詰められた瞬間静まるBGM。善逸が駆けつけるのは知っている分尚更興奮しましたね!!原作既読組はきっとそうだったろうと思います。善逸愛されすぎ。
ここからが煉獄さんの真骨頂。「よもやよもや」のセリフと共に、物凄い戦いぶりを見せます。吾峠先生上手いな、と思うのは、ここで煉獄さんにみんなと同じ事をさせる所。2人がかり+炭治郎と伊之助も気を配って3両守る中、煉獄さんはたった1人で5両守ってみせます。有言実行ぶりが凄い。列車、これで怪我した人いるんちゃうかってぐらい揺れてましたね。さすが柱と否応なしに思わされるし、柱合会議での悪いイメージも払拭されていきます。
そして、トドメ担当の炭治郎と伊之助。ここのキリがない眠りとの戦いは、空中戦もありの素晴らしい盛りっぷりでしたね。松岡禎丞くんの「ガハハ!」的なシーンと「マジ」のシーンの微妙ながら確たる演じ分けがまた鑑賞を邪魔しない技量の高さで。
極めつけが、魘夢の首を斬るシーン。
絶妙な「ギャ」からの、凄まじい叫び!そして、新たに足された乗客を喰おうとするシーンとそれを守りきる煉獄さん。跳ね回る列車といい、アニメ化の真骨頂と言わんばかりにやっております。盛られすぎた結果、この高さから落ちたら炭治郎死ぬだろって感じにもなってはいましたけど…。
魘夢が今回活躍したみんなを称えながら消えていくシーン(語弊あり)は、平川さんお疲れ様でしたって感じで観てました。短いながら、強烈な印象を残す敵だったと思います。全員が偶然メタ張れてたから勝てたようなもんだし。
そして、僕の大好きなシーンである、炭治郎の止血。
この感じなので、前半みたいな「舐めてはないけど、未熟な隊員に対するトーン」で話すと思っていたら、終盤に近い「1人前として認めているトーン」で喋っていました。もうなんか、それが泣きそうで。また、このセリフが出るからそろそろアイツも来るなと思うと寂しくて。とてもいいシーンになっていて、本当に良かった。
煉獄さんが可愛らしくニコッと笑った所で、アイツが来ます。パズドラではとうとう来ませんでしたけど。
まず、BGM!ゴリゴリのギターサウンドが来ました!かっけえ!
更に、鬼に行き遭ってさえ笑顔の男、煉獄杏寿郎がガチの真顔になってます。その場の全てが、空気が変わった事を教えるように作られていたのが、没入感をマシマシにしてましたね。
石田彰やん〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
嘘かと思いました。なんなら、前日夜に声優バレを見てしまう悪夢を見る程度には気にしてました。狛治さんもうやめて。
てなわけで、猗窩座(イントネーション、田端でした)登場です。最初は烏滸がましくも、「どうなんだ?」って思っていましたが、あっという間に他のキャストが想像出来ない程になりましたね。さすが超一流。腹立たしい鬼の理論を平然と振りかざす感じは、まさに敵として不足のない物でした。
ここの煉獄さん、本当にかっこいい。何がって、炭治郎を弱くないと言ったこと。煉獄さんの言葉には、鬼殺隊の原動力全てが詰まっていました。
言葉を暫し交わして、一世一代の戦闘が始まります。ここの術式展開、すっごく綺麗でしたね!後の展開を考えた時、ここは美しいと思わせられれば勝ちです。魘夢がお遊びでした、みたいな全力の応酬、さっきまで余裕のあった煉獄さんが、技を出す度「うおおお!」とか言ってるのが、状況のやばさを殊更に痛感させます。
関係ないけど、破壊殺・空式を出した時なんか、青いエフェクトと盛炎のうねりの赤い色が点滅して、まるで花火みたいでしたね!!!!
力及ばず、煉獄さんはボロボロになります。ここの息遣い、内臓がもうダメな感じが伝わる素晴らしい演技なので、おかわり行く人は着目して欲しい。
追い詰められたはずの炎柱・煉獄杏寿郎は、ここに来てありったけの闘気を練り上げ、大見得を切ります。
当初抱いていたイメージよりギリッギリな感じでこのセリフを言い放ち、煉獄さんは笑うのです。今までのどの笑顔とも違う笑顔で。
僕は、ヒロアカでの「ヒーローはなぜ笑うか」という話が凄く好きです。この煉獄さんの笑顔に、そういった物を感じました。
そして、『玖ノ型 煉獄』!!!漫画では無かった描写が足され、非常にアツい物となっていました。共に叫びたいぐらい!
そこまでやって、それでも及ばず、煉獄さんは腹を貫かれます。もう終わりって所で、猗窩座の言葉に煉獄さんは母を思い起こします。ここで、それまで音で溢れていたのが、風鈴でシン…となるのがマジで良かった…!
母に託された思いを胸に、猗窩座を道連れにせんと死力を尽くす煉獄さん。ここでの猗窩座の叫び、そりゃ思わず動きを止めるわ、ってぐらいの凄さでしたね。
で、ここが凄い好きなんですけど、
吾峠先生は表情がめちゃくちゃ上手い漫画家です。アニメで動きは盛りつつ、この辺りは原作の良さを殺さない、最高の作画でした。この卑怯者がね。太↑陽↑から逃げてるんだッ!
ここからの演技はもう言わずもがな。4回観てるのに、4回とも炭治郎の叫びからずっと泣いてる。裏で流れてる『竈門炭治郎のうた』のインストアレンジがまた泣かせる。ズルい。
とっても優しい声で、煉獄さんはとっても厳しいメッセージを遺します。そして、「心を燃やせ」です。
意外と、原作ではこのぐらいで書いてある言葉は、炭治郎の目に映る煉獄さんという形で凄く強調されていました。グッジョブ。この言葉が、最終盤まで炭治郎を支え、後押しします。とても重要なセリフです。
燃える男、煉獄杏寿郎の人生はここで幕を引きます。その間際、彼は母の幻影を見、子供のような笑顔を浮かべます。誰のためでもない、自分のための笑顔です。
言葉を交わす同期組3人。泣きながら、弱音を吐きながら、それでも前へ。改めて、ラストまで知ってるけど、これからを見守りたくなりました。
エンドロールまで最高でしたね。『炎』をバックに、原作の扉絵を流すのはアカン。ラストが折れた刀なのも…。まさに、煉獄さんの為の映画だったなと思います。
無限列車編は、原作組からもとても高評価で、期待値も非常に高い映画でした。
そのはずなのに、軽々と期待を越えていったのが何よりも凄い。そして、改めて序盤も序盤で去った煉獄さんの凄さを思い知りました。
これからも、鬼滅の刃は何度もブームをぶり返すだろうと思います。その度に、まさしく炎のように燃え尽きた『煉獄杏寿郎』という男を思い起こさずにはいられない事でしょう。
そんな、本当に素晴らしい映画でした!
タピオカはまだですが、最近よく蒙古タンメン中本に行きます。行くたびに腹が地獄になるのにやめられないんですよね。
次は、冷やし味噌辛さ5倍に挑戦しようかと思います。いよいよケツから火が出るかもですが。
それでは皆さんさようなら。
3発目です
久々〜!
最近寒いですね!
冬って何?彼氏はいる?性格が悪いって本当?調べてみました!
調べてみた結果は…わかりませんでした!
移ろう季節は受け入れるしかないみたいですね!
オタク・フォロワー達にアニメをお勧めしようと思います。
id:INVADED イド:インヴェイデッド
ID: INVADED イド:インヴェイデッド|The Official Site for Animation
さて、これなんなのよって話だと思うので、あらすじ。
舞台は近未来、日本は渾名付きの連続殺人犯が複数いるような大変な状況です。
政府は対抗すべく、『蔵』という組織を編成します。
蔵は『ミヅハノメ』と呼ばれる装置を使う権利を持っており、これを使って犯人を逮捕していくわけです。
殺意を検知し、その持ち主の精神世界(=井戸と呼ばれる)へと入り込めるミヅハノメ。しかし、入る側にもある素質が必要です。才ある彼らは『名探偵』として井戸で起こる難事件を解き明かします。そして、その分析が現実世界での事件を解決へと導いていくのです。
何が凄いのかじゃんじゃか書きます。
①シナリオ
シリーズ構成と脚本は、かの舞城王太郎氏が務めています(僕は全然読んだ事ないですが)。
あらすじでも書いた通り、名探偵が謎を解き明かす構成になっており、小さな謎から大きな謎へ、そしてミヅハノメの根元へ、と物語は玉ねぎの皮剥きみたいに進んでいきます。
意外なキャラが物語の鍵を握っていたり、なんでもない過去話と主人公の核心がいきなり結び付いたりと、ミステリ本を読んでる時のあの気持ちよさがあります。無作為に進んでいたはずの話が綺麗に一点に着地する瞬間はたまらず、またこれが13話に収まっている構成にも驚きます。
②作画
キャラデザ及び総作画監督は、『Fate/UBW』『Fate/HF』にも参加している、碇谷敦氏です。といっても、キャラの大半はフィジカル普通の人間なのでそれらみたいなゴリゴリの動きはないです。じゃあ何が凄いかっていうと、キャラデザです。名探偵達には名探偵モードと現実モードのデザインがあるんですが、変テコになり過ぎないギリギリのバランスでどちらも個性的な姿になってます。
また、蔵のメンバーや殺人犯達も個性豊かな仕上がりです。めちゃくちゃ普通の人、見るからにヤバげな人…。
そして、現実と井戸どちらにおいても、広がる風景は非常に独特な味を持ち、近未来という設定に説得力を持たせます。
全体的にちょっとポップな雰囲気もあるのが、激重なストーリーとの調和をもたらしていると言えるんじゃないでしょうか。
③キャラクター
その良デザインを与えられた人物達も、これまた魅力的です。
主人公『酒井戸』は現実世界とのギャップが大きく、現実での酒井戸『鳴瓢 秋人』は色濃い影を抱えています。
また、第1話に登場する殺人犯『アナアキ』も、支離滅裂な凶悪犯でありながら魅力を感じずにいられない不思議なキャラとなっています。
井戸を調査する組織、『井戸端』のリーダー『百貴 船太郎』は厳しいながらも酒井戸の頼もしい助力として存在感を発揮し、元気印の『本堂町 小春』はドジをやらかしながらも物語を大きく動かします。
そして、精神世界に潜り込むからこそ露わになるそれぞれの人格の奥底は、なかなか見られないほどにしっかりと描かれます。
ある種“推せる”キャラ達は、このアニメを語る上で欠かせない部分です。
④演技
酒井戸を演じるのは、ご存知、津田健次郎氏です。
酒井戸⇔鳴瓢の二面性を表現するその演技には、鬼気迫るものがあります。酒井戸として朗々と自己紹介をしたかと思えば、鳴瓢として抱え込んだ闇が剥き出しになることもあり、そして、後半はそれらがごちゃ混ぜになり…。1話ごとでも高い演技力を発揮していますが、13話に跨るその変化の過程は、作品屈指の見どころです。
アナアキ役の竹内良太氏も、異常者でありながら色気のある芝居という絶妙な所をついています。
本堂町役M・A・O氏の、元気な中に繊細さを感じさせる演技も、男塗れの作品の清涼剤のように、しかし時々ズシンと刺さります。
あと特筆すべきは、某役で出てくる杉田智和氏でしょうか。出番は多くないながら、視聴者へ残すインパクトは尋常ならざるものがありました。
キャストの気合いが感じられる所も、このアニメが好きなポイントのひとつです。
⑤主題歌
これはもう、聞いてくれ〜!
主題歌の他にも、挿入歌をあのMIYAVI氏が作っていたり、気合十分な音響となってます。
⑥導入
1番好きなポイントかもしれません。
最初、「勧められたから見るか」ぐらいの気持ちでいたんですが、1話冒頭10分でどっぷり引き込まれました。
こちらも是非見て欲しいのですが、特に好きな所を書きます!
井戸に潜る時、酒井戸には何の記憶もありません。何もわからないなりに、色々試します。そして、謎の少女の遺体を見つけ『カエルちゃん』と呟きます。そして酒井戸は、自分の役割を、名探偵であることを思い出します。
この時のセリフ回し!ファンに言わせれば「舞城節」みたいな感じなのでしょうか。
ここが大好きなので、僕は1話を何度も見ています。
以上、アニメをお勧めしました。プライムビデオにあると思うので、是非。1話だけならニコニコ動画で無料なので、よければそちらでも。
タピオカはまだ飲んでないですが、最近、月見バーガーを食べました。
なんかアレ、チグハグな感じするのに不思議と美味いですね。バンズがふわふわなのがいいのかな?
次はチキンタツタ再販してくれないかな〜。あれ大好きなんですよ。
それでは皆さんさようなら。