長めの文章

卍嶋村侑ちゃん全面支持卍

7発目です

タイトルにもある通り7発目なので、書き始めて半年は越えてますね。

長めの文を書くと感性が研ぎ澄まされる「気がする」(実態はわからん)ので、みなさんもいかがでしょうか。
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文章力を培うと、こんな恩恵もあります

 

さて。

今回は疑いようもなく2月号ですが、来たる3月4日にはジャンプ漫画の新刊がたくさん出ます。

当然多くの漫画が“最新巻”ですが、2つ“最終巻”を兼ねている漫画があります。

1つは、「ぼく勉」こと『ぼくたちは勉強ができない』。こちらは21巻にして完結となるそうです。

読んでないけど、僕はうるかちゃんが好きです。

そしてもう1つは、『チェンソーマン』。全11巻と、早めの完結(?)となりました。

今回は、アニメ化や人気投票、コラボカフェ企画も決まり絶好調なこの作品について語っていきたいと思います。

 

チェンソーマンとは?

週刊少年ジャンプにて2019年から2020年まで掲載されていた漫画で、ごくごく短期間の連載ながら多くの反響を集めました。「コベニカー」「吉田ヒロフミ」「パワーちゃん」などはネットで名前ぐらい見かけた方も多いのではないでしょうか。

[第1話]チェンソーマン - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+

まあ、あらすじとかは1話読んでもらった方が早いので、割愛ということで。

 

エログロナンセンスてんこ盛りの、いい意味でジャンプとは思えない革新的な漫画、チェンソーマン。今回は、序盤の山場とも言える「サムライソード編」に絞り込みつつ、オススメしていきたいと思います。

 

サムライソード編

1話読みましたね?

確認したところ、とりあえず10話辺りまで無料っぽいので、ぜひ読んで欲しい。

 さて、1話にしてド底辺デビルハンターから「チェンソーマン」へと生まれ変わるデンジくんですが、そもそも彼がパンにジャムすら塗れない生活を送っていた原因は、父の莫大な借金とそれをふざけた形で払わせ続けるヤクザたちにありました。

後にゾンビの悪魔に操られる事となるヤクザのおじさんは、1話において非常に印象的ですね。

このおじさん、どうも身内には優しかったようで。

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(検索ワード:チェンソーマン 一条楽)

 

曰く「正義のヤクザ」だったらしいです(「いいヤクザ」描写への痛烈な皮肉が効いてます)。

身勝手な理論を振りかざす孫おじさん。

彼はデンジくんと同じ、「悪魔」や「魔人」とは別種の悪魔との契約者。公安に「サムライソード」と呼ばれる敵でした。

この邂逅と共に、「サムライソード編」は幕を開けます。

 

ここのもう少し先まで読むなら、1000円強で3巻まで買っちゃえば読めます。今なら、どこの本屋でもわかりやすく平積みされているので、チャンスと言えましょう。僕の感想より先に本編をぜひ!

 

以下、『チェンソーマン』4巻以降のネタバレとなっています!!

 

早川アキ、新たな人生の予感

我らが早川アキ。長男早川アキ。

銃の悪魔討伐に心の全てを囚われていたアキくんは、サムライソード勢力との戦いでこれまでの相棒、姫野先輩さえも失います。

呪いを背負い込むように命を削り続けるアキくんが段々と変わっていくのは、姫野先輩が遺した言葉と、その仇を前に「最強の大会」を開いてしまうデンジくんを見たからこそなのでしょう。少しずつ大事な人が出来、そして自分も大事になっていき…。
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シンプルかつ非凡なセンテンス

 

早川アキの末路はそれこそ読んでない人すら知っているあまりにも辛いものですが、姫野先輩にレクイエムを捧げている瞬間のその表情は晴れやかで、変化の第1歩であることを示すのに十分すぎるほどでした。この後も含め、アキくん周りのしっとりしたストーリーは、この漫画の人気を語る上で外せないでしょう。

 

洗練されたバトルシーン

チェンソーマンとサムライソードの戦いは、最終盤でなんども語り草になっていた超オシャレバトルの初お披露目のような雰囲気もありました。

漫画と言う媒体にありながら時間と音を明確に感じさせる巧みな技法は、読むペースを操られているかのようで大変心地良い漫画体験と言えましょう。

アニメーションはMAPPAが担当するそうですが、呪術廻戦を見るに、チェンソーマンもMAPPA映えしそうな予感です。

(曇るキャラもいるからね)

ビルをぶち破って開戦〜居合返しで決着、までの流れはあまりにも美しい。あえてそこの写真はナシで!
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このロマンあるビジュアルよ

 

「サムライソード」なんて呼ばれるだけあって、彼は居合のような技を多用します。これがまだまだ(意味深)破天荒なデンジくんの暴れぶりといいメリハリを作っていて、素晴らしいの一言に尽きる。

 

マキマさん大活躍

最後の最後まで読者が頭を抱える事になる謎の女、マキマさん。

サムライソード編においても、「そもそも死なない」とか「ヤクザの縁者の目玉袋詰め」とか「謎パワーでザコ敵遠隔粉砕」と、チェンソーマンに勝るとも劣らない暴れぶりを見せます。この漫画はジャンプ屈指でヤクザに厳しい。

個人的にとてもとてもタイプなマキマさんですが、チェンソーはいつどのキャラが死んでもおかしくない漫画。唐突に死んだ時は流石に泣き入りました。うん。したら生き返るし。これはこれでなんなんだろう??って感じでした。

つまりはマキマさん最高って事です。
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露出なしでこの抜群の色気です

マキマさん最高と言いなさい

 

この辺りから、章ごとにキナ臭くなっていくマキマさん。でもデンジくんはマキマさんが大好き。これマジに結構大事なとこです。

この後も突飛で独立した話がそれぞれ続くのに、一方で主要人物達の関係や気持ちはすこーしずつ変わっていきます。

マキマさんも変わっていってるのか?それとも不変なのか?そんな事を頭の片隅に置きながら読むと、なおさら楽しくなることでしょう。

 

最初の総力戦?

後を考えた時、このサムライソード編は対魔4課の戦力がこれ以上ないほど集う戦いだったなと思います(闇の時はデンジくん防衛バトルみたいな感じあるし)。

1度は敗れ、師匠の元で修行する主人公と相棒。新たな力と共に人生を模索する兄貴的キャラ。ビビってたのに仲間の仇取りに立ち上がり、めっちゃ強いのが突然明らかになるサブキャラ。裏で根回しする上司キャラ。

実は、こういう王道の少年漫画の要素を押さえてるシーンが多いのもチェンソーマンが人気な理由じゃないかなと思います。先述の“サブキャラ”ことコベニちゃんはなんか知らんけどめちゃくちゃ身体能力が高いし、さらに最終章では価値観の面においてもデンジくんに強い影響を与えます。
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すっげえ強いのに人に恵まれないコベニちゃん

ファミリー!

 

他にもちょっとおバカな仲間魔人も出てきたり、実のところチェンソーマンは少年漫画的熱さも全く欠かしてはいないのです。

 

4巻以降も匂わせつつ、チェンソーマンの事をたくさん語りました。

たった11巻をチェンソーマンは嵐のように駆け抜け、漏れなくずっと面白いです。

3月の新刊もぜひ買って欲しい。全巻買って、語り明かしたい。

ダメ?

うーん。

 

これは命令です

チェンソーマンをまとめて買うと言いなさい

 

日常会話に使えるチェンソーマンの台詞集とは (ニチジョウカイワニツカエルチェンソーマンノセリフシュウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

この予習になりそうな記事…これワシの記事じゃないか?

 

竈門炭治郎くんの好物は「タラの芽」なのですが、実は僕もタラの芽(特に天ぷら!)が大好きなんです。

春の山菜なので、最近はスーパーにもあります。早速買って天ぷらで食べましたが、ほんのり苦くジューシーで、とても美味しいです。オススメの旬の味覚です。

これを踏まえた僕の鬼滅ごっこは解像度が違います。言いたいのはそこ。
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刀も原寸大

 

それでは皆さんさようなら。