長めの文章

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鬼滅の刃 無限列車編 感想

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以下、映画及びコミックス18巻までのネタバレあります。ご注意

 

 

もう4回観に行きました。あと何回行くかわからん。

流れに沿って感想書きます。

 

出鼻からアニオリシーンでしたね!御館様の優しさの描写が補完されてる感もあり、またアニメから日が経ってるので、状況の復習にもなり、地味にファインプレーだったと思います。

 

からの、無限列車乗車!アニメ最終シーンの流れを汲みつつ、シームレスに本筋に入っていきました。

そして、劇場中に響き渡る「うまい!」煉獄杏寿郎登場です。この辺りはまあ、本編そのままをなぞっている感じでしたね。改めて声がつくと、ひと口ごとにうまい!って言ってるのは異様そのものでした。

 

で、来ました初戦闘!夢の中ではあるものの、煉獄さんの技は大いに盛られていましたね!!

『壱ノ型 不知火』の篝火に次々火がついて行く演出は、まさに列車ともリンクするようなイメージで、とても素敵でした。そんで、まさかの2戦目!昇り炎天も見せてくる!これも火の昇り龍みたいなエフェクトが抜群でしたね。

 

観てる側含め「煉獄の兄貴!」ってなったとこで、夢の中。ここは、漫画と順番を入れ替えたのが上手かった。また、炭治郎の夢の演出は、音楽も演技も変に色気を出さずまっすぐな形にしていて、それが涙を誘いました。一方で善逸と伊之助の夢はいい癒しにもなり、そこからの煉獄さんの夢がまた良かった。日野聡さんの、話し相手を常にイメージした演技とあまりに清すぎる言葉は、まだロクに腕を振るっていない煉獄杏寿郎の「強さ」を存分に感じさせてくれました。

 

そして、夢から脱して(ここの禰豆子可愛い)からの、予告編で大活躍の魘夢が本格登場。改めて観てると、普通にクソゲーが過ぎる。舞台挨拶で平川大輔さん自身も言っていましたが、この辺り、ねっとりと喋る中に強い鬼としての冷静さがしっかり見える演技が絶妙です。

鬼滅の刃』全体を通して、炭治郎が怒るシーンというのはとても印象的ですが、ここでも存分に味付けされてました。
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凄まじいキレようなんですけど、このセリフでも泣きそうになる。好演だったと思います。てか漫画版の顔も怖いな。

 

でもって、魘夢後半戦。アニメになるとだいぶおぞましい。てか、汽車と融合はやっぱズルじゃない?平川さんが楽しそうで良かった。

先程の炭治郎の孤軍奮闘とは打って変わって、同期組が大活躍。ここの音楽いいな〜と思って観てたらば、禰豆子が追い詰められた瞬間静まるBGM。善逸が駆けつけるのは知っている分尚更興奮しましたね!!原作既読組はきっとそうだったろうと思います。善逸愛されすぎ。

ここからが煉獄さんの真骨頂。「よもやよもや」のセリフと共に、物凄い戦いぶりを見せます。吾峠先生上手いな、と思うのは、ここで煉獄さんにみんなと同じ事をさせる所。2人がかり+炭治郎と伊之助も気を配って3両守る中、煉獄さんはたった1人で5両守ってみせます。有言実行ぶりが凄い。列車、これで怪我した人いるんちゃうかってぐらい揺れてましたね。さすが柱と否応なしに思わされるし、柱合会議での悪いイメージも払拭されていきます。

 

そして、トドメ担当の炭治郎と伊之助。ここのキリがない眠りとの戦いは、空中戦もありの素晴らしい盛りっぷりでしたね。松岡禎丞くんの「ガハハ!」的なシーンと「マジ」のシーンの微妙ながら確たる演じ分けがまた鑑賞を邪魔しない技量の高さで。

極めつけが、魘夢の首を斬るシーン。
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絶妙な「ギャ」からの、凄まじい叫び!そして、新たに足された乗客を喰おうとするシーンとそれを守りきる煉獄さん。跳ね回る列車といい、アニメ化の真骨頂と言わんばかりにやっております。盛られすぎた結果、この高さから落ちたら炭治郎死ぬだろって感じにもなってはいましたけど…。

魘夢が今回活躍したみんなを称えながら消えていくシーン(語弊あり)は、平川さんお疲れ様でしたって感じで観てました。短いながら、強烈な印象を残す敵だったと思います。全員が偶然メタ張れてたから勝てたようなもんだし。

そして、僕の大好きなシーンである、炭治郎の止血。
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この感じなので、前半みたいな「舐めてはないけど、未熟な隊員に対するトーン」で話すと思っていたら、終盤に近い「1人前として認めているトーン」で喋っていました。もうなんか、それが泣きそうで。また、このセリフが出るからそろそろアイツも来るなと思うと寂しくて。とてもいいシーンになっていて、本当に良かった。

 

煉獄さんが可愛らしくニコッと笑った所で、アイツが来ます。パズドラではとうとう来ませんでしたけど。
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まず、BGM!ゴリゴリのギターサウンドが来ました!かっけえ!

更に、鬼に行き遭ってさえ笑顔の男、煉獄杏寿郎がガチの真顔になってます。その場の全てが、空気が変わった事を教えるように作られていたのが、没入感をマシマシにしてましたね。

 

石田彰やん〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

嘘かと思いました。なんなら、前日夜に声優バレを見てしまう悪夢を見る程度には気にしてました。狛治さんもうやめて。

てなわけで、猗窩座(イントネーション、田端でした)登場です。最初は烏滸がましくも、「どうなんだ?」って思っていましたが、あっという間に他のキャストが想像出来ない程になりましたね。さすが超一流。腹立たしい鬼の理論を平然と振りかざす感じは、まさに敵として不足のない物でした。

ここの煉獄さん、本当にかっこいい。何がって、炭治郎を弱くないと言ったこと。煉獄さんの言葉には、鬼殺隊の原動力全てが詰まっていました。

 

言葉を暫し交わして、一世一代の戦闘が始まります。ここの術式展開、すっごく綺麗でしたね!後の展開を考えた時、ここは美しいと思わせられれば勝ちです。魘夢がお遊びでした、みたいな全力の応酬、さっきまで余裕のあった煉獄さんが、技を出す度「うおおお!」とか言ってるのが、状況のやばさを殊更に痛感させます。

関係ないけど、破壊殺・空式を出した時なんか、青いエフェクトと盛炎のうねりの赤い色が点滅して、まるで花火みたいでしたね!!!!

 

力及ばず、煉獄さんはボロボロになります。ここの息遣い、内臓がもうダメな感じが伝わる素晴らしい演技なので、おかわり行く人は着目して欲しい。

追い詰められたはずの炎柱・煉獄杏寿郎は、ここに来てありったけの闘気を練り上げ、大見得を切ります。
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当初抱いていたイメージよりギリッギリな感じでこのセリフを言い放ち、煉獄さんは笑うのです。今までのどの笑顔とも違う笑顔で。

僕は、ヒロアカでの「ヒーローはなぜ笑うか」という話が凄く好きです。この煉獄さんの笑顔に、そういった物を感じました。

そして、『玖ノ型 煉獄』!!!漫画では無かった描写が足され、非常にアツい物となっていました。共に叫びたいぐらい!

 

そこまでやって、それでも及ばず、煉獄さんは腹を貫かれます。もう終わりって所で、猗窩座の言葉に煉獄さんは母を思い起こします。ここで、それまで音で溢れていたのが、風鈴でシン…となるのがマジで良かった…!

母に託された思いを胸に、猗窩座を道連れにせんと死力を尽くす煉獄さん。ここでの猗窩座の叫び、そりゃ思わず動きを止めるわ、ってぐらいの凄さでしたね。

で、ここが凄い好きなんですけど、
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吾峠先生は表情がめちゃくちゃ上手い漫画家です。アニメで動きは盛りつつ、この辺りは原作の良さを殺さない、最高の作画でした。この卑怯者がね。太↑陽↑から逃げてるんだッ!

 

ここからの演技はもう言わずもがな。4回観てるのに、4回とも炭治郎の叫びからずっと泣いてる。裏で流れてる『竈門炭治郎のうた』のインストアレンジがまた泣かせる。ズルい。

とっても優しい声で、煉獄さんはとっても厳しいメッセージを遺します。そして、「心を燃やせ」です。
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意外と、原作ではこのぐらいで書いてある言葉は、炭治郎の目に映る煉獄さんという形で凄く強調されていました。グッジョブ。この言葉が、最終盤まで炭治郎を支え、後押しします。とても重要なセリフです。

 

燃える男、煉獄杏寿郎の人生はここで幕を引きます。その間際、彼は母の幻影を見、子供のような笑顔を浮かべます。誰のためでもない、自分のための笑顔です。

言葉を交わす同期組3人。泣きながら、弱音を吐きながら、それでも前へ。改めて、ラストまで知ってるけど、これからを見守りたくなりました。

 

エンドロールまで最高でしたね。『炎』をバックに、原作の扉絵を流すのはアカン。ラストが折れた刀なのも…。まさに、煉獄さんの為の映画だったなと思います。

 


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無限列車編は、原作組からもとても高評価で、期待値も非常に高い映画でした。

そのはずなのに、軽々と期待を越えていったのが何よりも凄い。そして、改めて序盤も序盤で去った煉獄さんの凄さを思い知りました。

これからも、鬼滅の刃は何度もブームをぶり返すだろうと思います。その度に、まさしく炎のように燃え尽きた『煉獄杏寿郎』という男を思い起こさずにはいられない事でしょう。

そんな、本当に素晴らしい映画でした!

 

タピオカはまだですが、最近よく蒙古タンメン中本に行きます。行くたびに腹が地獄になるのにやめられないんですよね。

次は、冷やし味噌辛さ5倍に挑戦しようかと思います。いよいよケツから火が出るかもですが。

 

それでは皆さんさようなら。